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一酸化炭素中毒。やってしまった!③ [ワカサギ]

=前記事からのつづき=

救急病院

秘境S湖から救急搬送で病院へ。

S湖からCO(一酸化炭素)中毒の治療が可能な病院までは1時間半もかかります。

重症ではなかったのが幸いですが、移動中は息苦しさと手足のしびれがとてもつらかったです。
酸素マスクをして、脈拍と血圧、CO血中濃度を測定しながら雪道の峠越えです。


A市の赤十字病院に到着。

道北でも指折りの大きな総合病院に運び込まれ、適切な治療していただきました。

2気圧の高圧酸素で満たされたチャンバー(一人乗りの潜水艦のような金属カプセル)
のなかで2時間の間安静にしている治療(大量の酸素を吸い込み体内からCOを追い出す
:閉所恐怖症の方は不可とのこと)を受け、翌日まで継続しての酸素吸入、水分補給の点滴などを
施されました。


治療の効果はてき面でした。
なんと一晩で体調はほぼ回復。普通に朝食をいただいたのち退院もできました。


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CO中毒は酸欠症状をひきおこします。

担当医の説明によると、今回、その息苦しさから呼吸を早くしすぎたため、過呼吸を併発していたそうです。
手足のしびれがそれの症状でした。

だからといって呼吸を遅くすると、酸欠が進行して重篤になりかねません。
こういった場合の呼吸のバランスは難しく、やはり即急に病院での適切な治療が必要だそうです。


後遺症

この記事を書いている時点で、退院から一か月が経過していますが体調に問題はありません。

しかしCO中毒は後遺症として、数週間から数カ月後に神経障害や判断力の低下などの
症状が出る事があります。

いくらCOの血中濃度が正常に戻っても、体内の脂肪や脳組織には蓄積されたCOが残るそうです。
そのためしばらくは体調の変化に注意していきたいと思います。


反省

慣れとは怖いもので、「ちょっと寒いから」と閉じたテントの小窓がアダとなってしまいました。

その後、CO探知警報機を購入したりしましたが、しばらくは氷上に繰り出す気にはなりません。
猛烈に反省しています。猛省です。

テント内で暖房なんか使用するからだ!!とお怒りの方もおられるでしょうが
-20℃が当たり前なS湖の釣り場では、現地スタッフが各テントを見回り
換気を推奨し、トラブル時は自己責任のうえで許可されています。

ただし練炭、薪の使用は絶対NG!

おわり


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一酸化炭素中毒。やってしまった!② [ワカサギ]

=前記事からのつづき=

救急車

荷物も積み終わり、運転席に座りヒーハーヒーハー ←呼吸です

「あ~しんどかった…帰ろ」

直に回復するだろうと車を走らせ帰路につきます。


しかし5分としないうちにひどいめまいが襲ってきました。
ちょうど路肩に駐車帯があり、そこに車を停めました。

と同時にみるみる手足のしびれがひどくなり、口も渇きカラカラに…

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10分ほど様子を見ましたが回復しないので、
人生で初めて救急車のお世話になることにしました。

手のしびれがひどく、携帯電話のたった3つの数字さえ押し間違えてしまう…

やっと繋がったと思ったら、口内が乾ききってうまくしゃべれないんです。

何とか症状と場所を伝えたら、電話先の隊員さんがおっしゃいます。

『到着まで40分ほどかかります。頑張ってください!』

『エ…ヨンジュ…ハイ…マッテマス』

さすが秘境のS湖です。救急車でも40分かかります。
省略しますが、長かったですねーこの40分は。

そして来てくれました、救急車。

ストレッチャーに横になり、すぐに血液検査でCO(一酸化炭素)が検知されました。

血中濃度は17%。幸い重症の数値には達していませんでしたが、
テントから出て約2時間経過してもこの値だということで、一酸化炭素中毒により治療が必要とのこと。

救急病院へ搬送になりました。
                       
                       《つづく》


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一酸化炭素中毒。やってしまった!① [ワカサギ]

【2016年2月某日】
氷上ワカサギ釣り

前日から雪が降り続いたため、朝6時に起きて家の周りの雪かきをしました。

1時間半ほどせっせと動き回り、終わったころには汗だくです。

「今から行けば9時過ぎには始められるかな…」

着替えもせずに車に乗り込みS湖へ向かいました。


今週はなんやかんやで忙しく寝不足が続いてました。

身体のだるさと鼻声なのは自覚してましたが…だけど貴重な週末をストレス発散に使いたいのです。

どこもかしこも雪と氷におおわれた冬、テントを張って暖房つけてぬくぬくとワカサギ釣り。
楽しいんですよね~


S湖に到着。そそくさと準備します。

ソリを引いてポイントまで約500mを歩き、テントを張る前に雪かきして氷に穴開けて
それからテントを張り、その中に自分だけの秘密基地を設営します。

本日2度目の汗だく。


暖房がわりのガソリンバーナーに点火して準備万端。

開始してからの反応は、可もなく不可もなくといった感じで釣れ続きました。

汗が引いたころに少し寒気を感じ、体調も考えて天井の小窓を閉じました。
いつもは開けっぱなしの天井の小窓…


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ワカサギの仕掛けにサクラマスもきた!
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早目に帰ろうと思い午後2時に終了。わずかに200匹に届かず。
でも4時間弱でこの釣果は悪くはないですね♪

帰り支度しましょ。


立ち上がると、すぐにクラクラ~っときたんです。

「寝不足がたたってるな、本格的に風邪かも…」

荷物をまとめてソリに乗せます。

あー身体が本当にだるい…

駐車場までの道のり、数十メートルごとに立ち止まりしゃがみ込んでしまいます。


なんとか車までたどり着いたときには手足までしびれてきました。
とにかく息苦しかったので、意識して深く早く呼吸するよう心がけていました。

                                  《つづく》


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